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私設北海道開拓使の会メールマガジン『異論・暴論・創論』Vol.8
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  若者に元気を、老人に幸福を与える税制改正
    株式会社ルックヒライ  平井 勝治

  編集後記

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                     2003年7月14日

 □■□若者に元気を、老人に幸福を与える税制改正■□■
           

私は、室蘭出身の一介の商人です。メガネのお店を始めて30年、今日、
札幌と首都圏を中心に数十の店舗をもつことができるようになりまし
た。
しかし、日本の将来を考えると不安で一杯になります。日本が、本当に
力を無くしたならそれも仕方のないことかもしれません。だが、失われ
たといわれるこの10年の間だって、経済は間違いなく成長し、日本の貿
易黒字は毎年1000億ドルを越え、国富も、バブルの土地と株の値下がり
分を除けば、確実に増えているのです。
それなのになぜこんなに不景気なのか、経済に元気がないのか。国民の
ほとんどすべてが、将来に希望を失っているのはなぜなのか。それは、
実態が悪いというより、やり方が間違っているからではないか。私は、
一介の商人ですから難しいことはわかりません。しかし、商人の目から
見ると、なぜこんなバカなことをやっているのだと歯がゆく思うことが
いく
つかあります。僭越を省みず、平成12年から、あらゆる機会を通じて、
政策提案を行ってきました。与党の麻生政調会長、石政府税調会長、さ
らに鳩山、横路氏ら民主党トップにも文書を提出しましたし、マスコミ
にも
機会を見て発言してきました。
その成果か、新年度の税制改正で私の主張が一部取り入れられていま
す。だが、率直に言って政府のやり方は中途半端で、私が期待している
ものに程遠いのが実情です。
そこで、このメルマガで私の考えを明確にしておきたいのです。

相続税と贈与税を一律5%にせよ

私の言ってきたことは簡単です。子供や孫に自分の財産を分ける場合、
生きているうちにやろうが、死後、相続で渡そうが、百億円だろうが、
百万円だろうがすべて一律5%の税金にしろと言うことです。いまま
で、生きているうちに自分の子供に2000万円贈与すると約840万円の税
金がかかりました。無税の範囲は、年間110万円まで。そこで子供に財
産を渡そうとする人は毎年月10万円に満たないカネをチビチビ渡してき
ました。いまどき10万円足らずでは、ケイタイの費用。親の有り難味は
全くありません。ところが、死後、相続で財産を遺族に渡した場合、妻
と子供3人なら2億円まで税金は1円もかからないのです。つまり親が死
にさえすれば、ほとんどの人が、税金を払わずに親の財産を手に入れる
ことができます。これでは早く親に死んでくれといっているようなもの
でした。
親の側から見ても、可愛いわが子や孫に、自分の財産をそっくり渡して
やりたいと思ったら、死ぬまで握って放さないか、海外へ移住するしか
ありませんでした。平成14年の家計貯蓄負債調査によって見ると、1400
兆円といわれる家計純貯蓄の68%は60歳以上の家計が保有しているもの
で、働き盛りの50歳未満の家計の分は、全部合わせてわずか8%です。1
世帯あたりでいうと130万円。これに対して70歳以上の老人家庭は金融
資産で2500万円、その他に自分の家を持っています。つまり、事業意欲
もあり、また消費者として購買意欲も旺盛な若者の財布は空っぽで、欲
も得もなくなった老人たちが札束を抱えている。つまり、元気のあるの
には金がない、金があるのには元気がない。日本の悲劇です。

税金もシンプル.イズ.ベスト

平成15年度の税制改正では、私のかねて主張していたことが、かなり取
り入れられました。65歳以上の親から20歳以上の子供が生きているうち
に贈与を受けた場合、2500万円までは無税(住宅取得の場合3500万円
で、親の年齢が65歳未満でもOK)。それを
超えた場合一律20%の贈与税とするが、相続の時通算して精算するとい
うものです。これは大変大きな前進です。ようやく私の言ってきたこと
がすこし認められたなあと嬉しく思っています。ただ親の65歳以上とい
うのは、何とか引き下げられないでしょうか。親が65歳以上なら、子供
40歳前後ということになります。本当は、2030代の元気のある若者
にカネを渡して「このカネで一旗あげろ」というのがベンチャー時代に
ふさ
わしい、カネを活かした使い方だと思うのです。もうひとつ気に入らな
いことがあります。それは私が主張している一律5%でない点です。
今回の税制改正で、相続税率は最高70%から50%に引き下げられまし
た。しかし、依然として高率の傾斜で、大半の人は一文も税金を払わな
い、しっかり働いて稼いだ人は半分税金でとられる形は変りません。考
えてみればわかるように、相続財産の多くは故人が一生賭けて働いて得
た結果なのです。最後の成績通信簿です。生きている間、所得が多けれ
ばそれに比例して応分の税金を納めてきました。最後のところで、もう
一度税率に格差をつけるのは、税金の二重取りではないでしょうか。
率直に言って、税金の取り方をややこしくすれば、必ず、税金を免れた
いという欲望が働きます。私は、税金は簡単明瞭が最善だと思っていま
す。贈与税も相続税も全部一律に5%なら、、早く親からもらえるので
すから、子供たちも喜んで払うでしょう。相続時に精算などということ
も必要なくなります。誰でも計算できますから税理士に相談する必要も
ありません。このことは結局、税金を取る側にとっても増収になると思
うのです。 現在、日本人の年間死亡者数は約百万人。年間の相続財産
は約百兆円と推計されます。これに対する相続税は1.5兆円です。しか
し、一律5%とすれば、単純明瞭5兆円になります。つまり、一挙に3.5
兆円の増収になります。親が喜び、子供が元気になり、国が増収になる
のです。

このカネをどう使うか

税金が増収になると、これをすぐ使ってどこかに消えてしまうというの
が、日本財政の悪い癖でした。だから、このカネは、まず借金で首が回
らなくなっている日本の財政の借金返済にむけるべきだと思うのです。
それもどこに入ったのかわからないのでは困ります。はっきりした目標
を定めて、この借金がこれだけ減ったという返済にして欲しいのです。
私は、道路公団の負債25兆円に充当しろといってきました。毎年3.5
円づつ返せば7年で借金は消えます。借金が消えたら、高速料金はタダ
にするのも一つの方法でしょう。しかし、経済の発展を考えたら新しい
道路は全く作らないというわけには行きません。北海道の高速道路は、
道央を除いてミミズがちぎれた格好になっているのはご承知のとおりで
す。
道路はつながって初めて意味があります。その意味で金がないからと
いって途中でやめられたら困るのです。そこで私は、車の所有者に年間
パスを買ってもらうことを提案したいのです。全国で言うと

自家用車       5,000円   54百万台  計 2,700億円
バス、トラック   100,000円   18百万台  計 18,000億円
タクシー・ハイヤー   30,000      0.5百万台      150億円

合計2兆円強になります。現在の高速道路投資金額とほぼ同額です。ま
た、全部がパスになれば、料金徴収の手間は全く要らなくなります。こ
のカネを新しい道路建設に振り向ける。もう借金は一切しないという形
にしたらどうでしょうか。交通体系の整備は、国土政策として公共のや
るべきことの第一だと、あのアダム・スミスも言っています。借金なし
に、子孫にきちんとした交通体系を残すことは決して悪いことではあり
ません。贈与・相続の税制を変えることによって、子供に元気を与え、
親に幸福達成感を与え、そして未来に優れた交通体系を国民遺産として
残すことができるようになることを願っているのです。

株式会社ルックヒライ  平井 勝治

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 編集後記
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                     2003年7月14日 


阪神タイガースが優勝する。もう間違いないだろう。カーネルサン
ダースの恨みもどうやら晴れたらしい。

熱虎の私のデスクには、札幌の友人たちが、どこからかメザトク見
つけて、虎マークのお菓子やら、携帯グッズやらを買って持ってきて
くれる。阪神優勝時の経済効果は○○億!などど経済誌などが騒い
でいるが、確かに私の周りでは、消費活動が活発化しているようだ。

先日、北海道の地元新聞に、オールスターのファン投票が阪神ばか
りでけしからん、と載った。川崎憲次郎投手のことなら記事になろうが、
ファン投票でどこかの球団が組織票で独占も間々あることくらい野球
ファンなら誰でも知っていること。時節に乗った記事のつもりであろう
が、阪神批判によるファンの憤りは、津軽海峡より更に深く、旭岳より
遥かに険しい。

いざ阪神優勝の暁には、4年分だと言ってワールドカップの時にビ
ール園のビールを飲み干して帰ったドイツ人のように、我々が18
年分のススキノ中のビールを飲み干しても文句は言われまい。

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