11/6(土)、秋晴れの空の下、99大阪集会&ジンギスカン大会が行われました。大阪実行委員会の小林がレポートさせて頂きます。
第一部 大阪集会1999 11:00〜13:00 府立羽衣青少年センター 集会室
今年は開催直前になってからの参加申込みが相次ぎ、最終的な参加者は38名でした。(インターネットでの申し込みが多かったようです。)関西近辺だけでなく、遠くは愛媛、岐阜、松本からも参加者が集まりました。
まずは会長である石黒さんの挨拶から…となる筈でしたが到着しない!千歳を11:00 に出たばかりとの事です。(蕎麦屋の出前みたいですね。)ということで、いきなり参加者の自己紹介から始まりました。初対面の方が多かったせいか、みなさん(この時点では)物静かです。
私が最初にこの会に参加した1年前のジンギスカン大会の時は20代の人が大半だったのですが、今年は「子供が北海道に行ったので自分達も」「子供の養育に区切りがついたらすぐにでも北海道に」という年配の方も参加されていました。私の親より前の世代だと、北海道に移住したいなどと言うと「何考えてんねん」と言われるのがオチだと思いますが、時代は変わるものですね。
半分以上は初参加の方だったのですが、移住(転職)に向けて具体的なアクションを起こしている人が結構いました。みなさん、自己紹介の中で必ずといっていいほど北海道の魅力を語っていただき、思いの強さが感じられました。
次は石黒会長の基調講演、を変更し、事務局の太田さんから北海道移住の現状を語っていただきました。いきなり現実的な話に突入!(北海道の魅力は十分わかっている人しかいないわけですから、いまさら話す必要もないですよね。)容赦なく厳しい話がポンポンと出てきました。
例えば
・ 北海道での就職ははっきり言って厳しい!
(具体例1)本州にいた時には社内でスーパーエリートと言われていた彼。輝かしいキャリアをなげうって北海道に来たのに....その彼ですら正社員の職が見つかるまで半年かかった!
(具体例2)誰でも知っている超有名大学を卒業した彼。年齢も若く優秀な人なのにそれでも就職が決まったのは 3ヶ月後…
また、さらに太田さんのツッコミは続きます。
・ 北海道の給与は安い!給与7掛けを覚悟せよ!(家も安いが)
・ 北海道の人間から見れば、「本州出身者」を敢えて採用するメリットは無い!
(北海道が好きだから、というのは就職の際のアピール材料にはならない)
・ 北海道だからどこへ行っても環境が良いとは限らない。札幌市内で地域差がある。
等々。いつも移住者の話を聞いている太田さんの話にはさすがに説得力がありました。(それにしても太田さんってどこへ行ってもこんな歯に衣着せぬ発言をしてるんでしょうか..)
続いて、公務員試験に合格し来春に移住が決定した高品さんに体験談を語っていただき ました。高度な専門技能を持つ彼でも落ちた会社はありますが、あきらめずに公務員試験を受験し合格したとの事です。結局は移住するんだという意志の強さでしょうか?
漠然と北海道に行きたい、ではなく、北海道のために何ができるか、また北海道で雇ってくれる企業のために何ができるかを考え、アピールしないと移住および移住後の成功は難しい、ということでとりあえず締めくくりました。
今年は大阪集会とジンギスカンパーティを同時開催したため、時間があまりなく(自己紹介だけで半分以上つかってしまいました。)討議の場は酒の席(ジンギスカンパーティ)へと持ち越されました。
第2部 ジンギスカンパーティ 13:00〜17:00 併設バーベキュー場
青少年センター併設のバーベキュー場でジンギスカンパーティが行われました。初参加の人が多かったこともあり、和室の中ではみなさん物静かでしたが、ジンギスカンの準備を始めると皆さん関西人の本領を発揮して多いに盛り上がりました。食材の準備も出来て、太田さんの音頭で乾杯、した直後に関空から石黒会長が到着!(絶妙のタイミングですね)、再度乾杯しました。
既に美瑛に移住した 柳本さんが鮭・ジャガイモ・肉などの食材を送っていただき、また、なぜか肉と一緒にホッケ・鰻などが焼かれ、バラエティー豊かなジンギスカンとなりました。また、昨年好評だったチーズちゃんちゃん焼きを今年も干田尾さんが作り、鮭まるごと1匹分がわずか10分でなくなりました。みんな酒を飲みながら北海道ネタで盛りあがりましたが、その中にも石黒さん、太田さんの周りには絶えず人垣が出来て、ナマの北海道事情を語る2人に聞き入っていました。
第3部 飲み会&宿泊 17:00〜翌朝 場所;マリンビューたかしのはま
ジンギスカンパーティ終了後、希望者が集まって夜通し飲み会が行われました。場所は青少年センターの近くにある「マリンビューたかしのはま」です。この日はちょうどサッカーのオリンピック予選突破が決まるカザフスタン戦の日で、ボルテージが上がったまま飲み会に突入。松本や愛媛から来た人もいましたが、ベタベタの関西ノリにすっかり染まっていました。話題はもちろんみんなが大好きな北海道!お互いに北海道の旅行体験、将来の夢を語り合いました。ゲームなどは一切用意していませんでしたが、語り合うだけで十分!という感じです。それにしてもみんな自分が大好きな北海道ネタで盛り上がれるなんて最高ですよね!
結局夜中の1時頃、酒が尽きるまで続きました。久しぶりに「とほ宿」(もしくはYH)に泊まったような気がしました。翌朝、眠い目をこすりながら解散、12月の関西忘年会での再会を約束して別れました。
遠いところをお越しいただきました石黒会長、太田さん、幹事をつとめていただいた干田尾さん、岡さん、食材を送っていただいた柳本さん、司会をつとめた斉藤さん、皆さんどうもありがとうございました!
(大阪集会実行委員・小林さん)
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